大きな病院では男性の看護師さんの姿を見かけることも珍しくなくなってきました。
厚生労働省から発表されている看護師国家試験の合格者に関するデータには、男女別の合格率の統計が入っていないので、男性看護師の合格率は不明です。
しかし、2008(平成20)年に発表された看護師における男性の割合の推移を観ると、1998(平成10年)に3パーセントしかいなかった男性看護師が、2008年には5.1パーセントと増えているのが分かります。
増加率も、女性の増加率7.5パーセントに対して男性は18.0パーセントと、すごい勢いで男性看護師が増加していることが分かります。
いまだ男性看護師になるには障害があるのが現実です。
2011(平成23)年の東京の看護専門学校社会人入試の男性志望者の合格率は3パーセントあまりと低い傾向にあります。
看護師に求められる適正の点で、女性に有利な条件となっている可能性も否めません。
中でも、もっとも大きな障害は「看護師は女性がなるもの」という偏見です。
就職に有利で給与などでは一般企業の会社員と遜色がないとはいえ、医師の補佐というイメージから看護師という仕事を低く見て「男性がなるのは恥ずかしい」というような意識がある人もいます。
しかし、看護師の仕事は医師の仕事と比べるべきものではなく、まったく違った対等な専門職とみるべきものではないでしょうか。
まだまだ患者さんの中には男性看護師を敬遠する人もいるといわれています。
しかし、多くの男性看護師が存在するようになれば違和感もなくなり、男性の医師の診断を受けることを拒否する人が少ないように、男性看護師に看護を受けるのが普通になるでしょう。
看護師の仕事は体力が必要で、非常に肉体面でもキツイ仕事です。
そのため、男性の力が必要になる場面も多くあり、さらに男性看護師の需要も増えてくるでしょう。
大きな志とやる気をもった男性看護師が、看護師のイメージを変える日も近いのです。
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